「検出 - インデックス未登録」を解消する5つの対策と「クロール済み」との違い

「検出 - インデックス未登録」を解消する5つの対策と「クロール済み」との違い
この記事のポイント
  • GoogleがURLを発見したがまだクロールしていない状態を示すステータス
  • 「クロール済み」との違いを理解し対処法の方向性を間違えないことが重要
  • 主な原因はサーバー過負荷回避・クロール優先度・サイト評価不足など
  • サイトマップ送信・内部リンク強化・インデックス登録リクエストが有効な対処法
  • 新規ページなら数ヶ月様子見でOK、重要ページや急増時は早急に対処

「検出 – インデックス未登録」とは、GoogleがURLを発見したものの、まだクロールしていない状態を示すステータスです。

Google公式ヘルプによると「サイトに過負荷がかかると予想されたため、クロールを再スケジュールした」状態とされています。

つまり、Googleはあなたのページを認識しているが、まだ中身を見に来ていないということです。

Search Consoleでこのステータスを見つけて「対処が必要なのか」「放置していいのか」と不安になった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Google公式情報とJohn Mueller氏やGary Illyes氏の発言をもとに、原因の特定方法から具体的な対処法まで解説します。

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「検出 – インデックス未登録」とは?

サーチコンソールで表示される「検出 - インデックス未登録」のステータス

「検出 – インデックス未登録」は、GoogleがURLの存在を認識しているが、まだページの中身をクロール(巡回・取得)していない状態を指します。

このステータスが表示されているページは、検索結果に表示される可能性がありません。クロールされてインデックスに登録されて初めて、検索結果に表示される候補になります。

インデックスカバレッジの全ステータスについては「インデックスカバレッジの全ステータス解説」で詳しく解説しています。

Google公式の定義

Google公式ヘルプでは、以下のように定義されています。

英語原文

“The page was found by Google, but not crawled yet. Typically, Google wanted to crawl the URL but this was expected to overload the site; therefore Google rescheduled the crawl.”

Google公式ヘルプ

「ページは Google によって検出されましたが、まだクロールされていません。通常、Google は URL をクロールしようとしましたが、サイトに過負荷がかかると予想されたため、クロールを再スケジュールしました。」

Google公式ヘルプ

ポイントは「サイトに過負荷がかかると予想された」という部分です。Googleはサーバーに負担をかけないよう配慮しながらクロールを行っているのです。

「検出 – インデックス未登録」が表示される仕組み

Googleがページを検索結果に表示するまでには、以下のプロセスがあります。

STEP 1
ディスカバー(発見):サイトマップや内部リンクからURLを発見
STEP 2
クロール(巡回):ページの中身を取得・解析
STEP 3
インデックス(登録):検索データベースに登録
STEP 4
ランキング(順位付け):検索クエリに応じて順位を決定

「検出 – インデックス未登録」は、1番目の「発見」は完了しているが、2番目の「クロール」がまだ行われていない状態です。

そのため、Search Consoleのレポートで「最終クロール日」が空白になっています。

「クロール済み – インデックス未登録」との違い

「検出 – インデックス未登録」と「クロール済み – インデックス未登録」は、名前は似ていますが状態も対処法も大きく異なります。

対処法の方向性を間違えると逆効果になる可能性があるため、違いを正確に理解しておくことが重要です。

項目検出 – インデックス未登録クロール済み – インデックス未登録
状態URLは発見されたがまだクロールされていないクロールされたがインデックスに登録されなかった
最終クロール日空白日付あり
主な原因サーバー過負荷回避、クロール優先度コンテンツ品質、重複
対処の方向クロールを促進するコンテンツ品質を改善する

「検出」はクロールを促す施策が中心、「クロール済み」はコンテンツ品質の改善が中心です。

詳しくは「「クロール済み – インデックス未登録」の対処法」を参照してください。

サーチコンソールでの確認方法

「検出 – インデックス未登録」の該当URLは、Search Consoleで簡単に確認できます。

STEP 1
Search Consoleの左メニューから「ページ」→「ページのインデックス登録」を開く
STEP 2
「ページがインデックスに登録されなかった理由」から「検出 – インデックス未登録」をクリック
STEP 3
該当URLの一覧が表示される。個別URLをクリックして「URLを検査」で詳細を確認
確認のポイント
  • 「最終クロール日」が空白 → まだクロールされていない(検出のみ)
  • 「最終クロール日」に日付あり → 「クロール済み – インデックス未登録」と区別
  • 「インデックス登録をリクエスト」ボタンから個別にクロールをリクエスト可能

「検出 – インデックス未登録」の5つの原因

このステータスが表示される原因は、大きく5つに分けられます。Google公式が明記している原因から、SEO担当者の間で広く認知されている要因まで順に解説します。

原因1:サーバー過負荷の回避(Google公式)

「検出 – インデックス未登録」が発生する1つ目の原因は、Googleによるサーバー過負荷の回避です。

Google公式が唯一明記している原因が「サーバー過負荷の回避」です。

Googleはサイトのサーバーに過度な負担をかけないよう、クロール速度を調整しています。サーバーのレスポンス速度が遅い場合や、大規模サイトでは特にこの状況が発生しやすくなります。

サーバーの応答速度を改善することで、クロール頻度が向上する可能性があります。

原因2:クロール優先度が低いと判断された

「検出 – インデックス未登録」が発生する2つ目の原因は、クロール優先度が低いと判断されることです。

Googleはすべてのページを同じ優先度でクロールしているわけではありません。

John Mueller氏は以下のように述べています。

“In most cases though, it’s more about overall website quality.” (ほとんどの場合は、全体的なウェブサイトの品質に関するものです。)

URL階層が深い、内部リンクが少ないなどの理由で、そのページの優先度が低いと判断されている可能性があります。

原因3:サイト全体の評価・ドメインパワー不足

「検出 – インデックス未登録」が発生する3つ目の原因は、サイト全体の評価・ドメインパワーが不足していることです。

サイト全体の品質評価がクロール優先度に影響を与えます。

John Mueller氏は以下のように述べています。

“And especially with a newer website, if you have a lot of content, then I would assume that it’s expected that a lot of the new content for a while will be discovered and not indexed.” (特に新しいウェブサイトでは、多くのコンテンツがある場合、しばらくの間は多くの新しいコンテンツが「発見されているがインデックスされていない」状態になることが予想されます。)

新規サイトやまだ評価が十分でないサイトでは、クロール頻度が低くなる傾向があります。

原因4:内部リンクが不足している

「検出 – インデックス未登録」が発生する4つ目の原因は、内部リンクが不足していることです。

Googleはリンクをたどってページを発見・クロールします。

どこからもリンクされていない「孤立したページ(オーファンページ)」は、優先度が低くなりがちです。重要なページからのリンクがないと、Googleに認識されにくくなります。

内部リンクの効果的な設置方法については「内部リンクの効果とSEOに強い貼り方」で解説しています。

原因5:新規サイト・新規ページでまだクロール待ち

「検出 – インデックス未登録」が発生する5つ目の原因は、新規サイト・新規ページでまだクロール待ちであることです。

新規ページは単純にクロール待ちの状態である可能性もあります。

John Mueller氏は解決までの期間について以下のように述べています。

“That can be forever” (永遠にかかることもあります)

一方で、時間経過で自然に解決するケースも多いと説明しています。

「検出 – インデックス未登録」の5つの対策

確認の結果、対処が必要と判断したら、以下の方法で対応しましょう。優先度の高い施策から順に解説します。

対処1:XMLサイトマップを送信する

「検出 – インデックス未登録」を解消するための方法1つ目は、XMLサイトマップを送信することです。

サイトマップは、サイト内のURLをGoogleに伝える最も基本的な方法です。

手順
  1. XMLサイトマップを作成(WordPressなら各種プラグインで自動生成可能)
  2. Search Console →「サイトマップ」から送信
  3. 新規ページ追加時はサイトマップを更新して再送信

サイトマップを送信しても即座にクロールされるわけではありませんが、URLの存在をGoogleに確実に伝えることができます。

対処2:URL検査からインデックス登録をリクエスト

「検出 – インデックス未登録」を解消するための方法2つ目は、URL検査からインデックス登録をリクエストすることです。

個別URLのクロールを直接リクエストする方法です。

手順
  1. Search ConsoleのURL検査にURLを入力
  2. 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
注意
  • 1日あたり10件程度の制限があるため、大量のURLには不向きです
  • 優先度の高いページに限定して使用しましょう

対処3:内部リンクを見直す

「検出 – インデックス未登録」を解消するための方法3つ目は、内部リンクを見直すことです。

クロールを促進するために効果的な方法が内部リンクの強化です。

  • トップページや主要ページから対象URLへリンクを追加
  • カテゴリページや関連記事からの導線を作る
  • パンくずリストを活用して階層構造を明確にする

内部リンクの状況はブラックボックス化しがちですが、**inSite(インサイト)**のようなツールを活用すると、手軽に内部リンクの状況を把握できます。

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対処4:クロールバジェットを最適化する

「検出 – インデックス未登録」を解消するための方法4つ目は、クロールバジェットを最適化することです。

大規模サイトでは、クロールバジェット(Googleがサイトに割り当てるクロールリソース)の最適化が有効です。

対象となるサイト規模(Google公式)
  • 100万ページ以上の大規模サイト(約1回程度の更新頻度)
  • 1万ページ以上の中規模サイト(毎日更新)
  • 不要なページのnoindex化
  • robots.txtでのクロール制御
  • 重複ページの正規化(canonical)

対処5:Indexing APIを活用する

「検出 – インデックス未登録」を解消するための方法5つ目は、Indexing APIを活用することです。

Indexing APIとは、Googleに直接インデックス登録を通知できるGoogle公式のAPIです。

対象コンテンツ(公式に推奨)
  • 求人情報(JobPosting)
  • ニュース系(BroadcastEvent)
注意
  • 上記以外のコンテンツでも効果があるという報告もありますが、Google公式には推奨されていません
  • 現時点では対象コンテンツが限定されています

対処すべき?放置してもよい?

「検出 – インデックス未登録」が表示されたとき、すべてのケースで対処が必要なわけではありません。状況によって判断が異なります。

放置しても問題ないケース

以下に該当する場合は、しばらく様子を見ても問題ないでしょう。

放置してよいケース
  • 新規サイト・新規ページで1〜2ヶ月以内(時間経過で自然に解決することも多い)
  • 該当URLが少数(全体の10%未満など)
  • 優先度の低いページ(古いアーカイブや重要度の低いページ)

John Mueller氏は品質変更の反映期間について以下のように述べています。

“This is something more along the lines of several months and not several days.” (これは数日ではなく、数ヶ月単位のものです。)

焦らず数ヶ月単位で様子を見ることも大切です。

早急に対処すべきケース

以下に該当する場合は、積極的な対処をおすすめします。

要対処のケース
  • 重要なページが含まれている(商品ページ、サービスページなど収益に関わるページ)
  • 該当URLが急増している(突然増えた場合は何らかの問題が発生している可能性)
  • 既存ページが急に「検出」に変わった(以前はインデックスされていたページが除外された)

Gary Illyes氏は以下のように述べています。

“If the number of these URLs is very high that could hint at general quality issues.” (これらのURLの数が非常に多い場合、一般的な品質の問題を示唆している可能性があります。)

該当URLが多い場合は、サイト全体の品質を見直す必要があるかもしれません。

よくある質問(FAQ)

ページがインデックスに登録されない要因は?
Google公式によると、主な要因は「サイトに過負荷がかかると予想された」ことです。

その他、クロール優先度、サイト評価、内部リンク不足などが影響します。
インデックス登録にどのくらい時間がかかりますか?
John Mueller氏によると「数日ではなく、数ヶ月単位」とのことです。

新規サイトや品質改善を行った場合は特に時間がかかります。
「検出 – インデックス未登録」と「クロール済み – インデックス未登録」の違いは?
「検出」はまだクロールされていない状態、「クロール済み」はクロール後に除外された状態です。

対処法の方向性が異なり、「検出」はクロール促進、「クロール済み」は品質改善が必要です。
放置していても解決しますか?
新規ページの場合は時間経過で解決することもあります。

ただし、重要なページや該当URLが急増した場合は積極的な対処が必要です。

その他のインデックスステータス一覧

その他のインデックスステータスの一覧を以下の表にまとめました。他のエラーや除外が発生している方は参考にしてください。

大分類カテゴリステータス名対処の必要性
登録済みページはインデックスに登録済みです不要
警告ありrobots.txtによりブロックされましたが、インデックスに登録しました確認推奨
コンテンツのない状態でページがインデックスに登録されています確認推奨
未登録エラーサーバーエラー(5xx)高い
リダイレクトエラー高い
未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました高い
アクセス禁止(403)が原因でブロックされました高い
見つかりませんでした(404)状況による
他の 4xx の問題が原因で、URL がブロックされました高い
ソフト404高い
ブロックrobots.txt によりブロックされています。意図的なら不要
URL に noindex が指定されています意図的なら不要
クロール・Google判断検出 – インデックス未登録中程度
クロール済み – インデックス未登録高い
重複・正規化代替ページ(適切なcanonicalタグあり)不要
重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません確認推奨
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました確認推奨
ページにリダイレクトがあります不要

なお、全ステータスについて詳しく解説している「インデックスカバレッジとは?全ステータスの意味と対処法を解説」も参考にしてください。

また、インデックスに登録されないページ数を確認する方法は、「「インデックスに登録されていないページ数」の確認方法と対処法【放置OKなケースも解説】」を参考にしてください。

まとめ

「検出 – インデックス未登録」について解説しました。

この記事のポイント
  • GoogleがURLを発見したがまだクロールしていない状態を示すステータス
  • 「クロール済み」との違いを理解し対処法の方向性を間違えないことが重要
  • 主な原因はサーバー過負荷回避・クロール優先度・サイト評価不足など
  • サイトマップ送信・内部リンク強化・インデックス登録リクエストが有効な対処法
  • 新規ページなら数ヶ月様子見でOK、重要ページや急増時は早急に対処

John Mueller氏が述べているように「ほとんどの場合は、全体的なウェブサイトの品質に関するもの」です。個別の対処法も大切ですが、サイト全体の品質向上を意識することが根本的な解決につながります。

「検出 – インデックス未登録」が発生している場合は、まずは以下のアクションから始めてみてください。

STEP 1
Search Consoleで該当URLを確認
STEP 2
原因に当てはまるか診断
STEP 3
優先度に応じて対処法を実行

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inSite(インサイト)

サイト内のページのクロール状態を毎日自動でチェック。どれだけのページがインデックスされていないか、原因は何なのかを常に監視できます。

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1ページずつURL検査をしなければわからないインデックス状態を、inSiteで常に把握。効率よくSEOの打ち手を考えられます。

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