【2026年最新】Gemini CLIの料金体系とデータのトレーニング利用有無を徹底解説

【2026年最新】Gemini CLIの料金体系とデータのトレーニング利用有無を徹底解説
この記事のポイント
  • Gemini CLIは無料で利用可能だが、無料プランではデータがAIトレーニングに利用される
  • 認証方法は6つあり、Google個人アカウント(無料)からVertex AI(従量課金)まで幅広い
  • 各プランで料金とデータのトレーニング利用の有無が異なる
  • 個人利用ならGoogle個人アカウントで十分、企業利用は有料プランを推奨

Gemini CLIとは、Googleが提供するオープンソースのAIエージェントツールで、ターミナルから直接Geminiの強力なAI機能を利用できるものです。

認証方法によって料金体系やデータの取り扱いが大きく異なるため、特に企業で利用する際は注意が必要です。

「無料で使えるなら試してみたい」と思われるかもしれませんが、無料プランではあなたのコードや会話データがGoogleのAIモデル改善に利用される可能性があります。

一方で、有料プランを選択すれば、厳格なプライバシー保護を受けることができます。

本記事では、Gemini CLIの6つの認証方法ごとの料金体系と、データ利用の実態について詳しく解説していきます。

Gemini CLIのインストール方法はこちらを参考にしてください。

関連記事 Gemini CLIの簡単インストール方法【非エンジニア向け】

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Gemini CLI料金体系とデータ利用の全体像

まず、全体像を把握していただくために、認証方法別の料金とデータ利用について表でまとめました。

認証方法料金制限データ利用適用規約
Google個人アカウント無料60req/分、1000req/日(トレーニング利用)Google利用規約
Gemini API(無料)無料10req/分、250req/日(トレーニング利用)Gemini API Terms(無料)
Gemini API(有料)従量制プラン次第Gemini API Terms(有料)
Workspace Standard月額$19〜$22.80/ユーザー120req/分、1500req/日Google Cloud Platform Terms
Workspace Enterprise月額$45〜$54/ユーザー120req/分、2000req/日Google Cloud Platform Terms
Vertex AI従量制動的制限Google Cloud Service Terms

出典:Google Cloud Gemini PricingGemini CLI Documentation

この表から分かる重要なポイントは、無料プランではデータがトレーニングに利用されるという点です。

個人的には、企業や個人が機密情報を扱う場合は、コストはかかりますが必ず有料プランを選択することをおすすめします。

認証方法別の詳細解説:料金とデータ利用の実態

ここでは、認証方法・料金プラン別のGemini CLIの詳細について解説します。

Google個人アカウント(最も制限が緩い無料プラン)

Google個人アカウントは最も制限が緩い無料プランです。このプランの詳細は以下のとおりです。

基本情報

項目説明
料金完全無料
対象個人ユーザー
認証方法Googleアカウントでのログイン

利用制限

Google個人アカウントの利用制限
  • 60リクエスト/分(6つのプランの中で最も緩い制限)
  • 1000リクエスト/日
  • トークン使用量の制限なし
  • 全モデル(Pro、Flash、Flash-Lite)利用可能

※出典:Gemini CLI Quotas and Pricing

データの取り扱いについて

この認証方法では、Gemini Code Assist Privacy Notice for Individualsが適用されます。

具体的には、以下のデータが収集・利用されます。

収集・利用されるデータ
  • 入力したプロンプト(質問や指示)
  • AIからの回答内容
  • 関連するコードファイル
  • 使用統計情報

これらのデータは、Googleの製品改善、AIモデルのトレーニング、サービス品質の向上に使用されます。

適用される規約

項目説明
利用規約Google利用規約
プライバシーポリシーGemini Code Assist Privacy Notice for Individuals
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個人での学習や趣味のプロジェクトには最適ですが、企業のコードや機密情報は絶対に扱わないでください。

Gemini API(無料プラン):開発者向けの入門プラン

基本情報

項目説明
料金完全無料
対象個人開発者、小規模プロジェクト
認証方法Google AI Studioで生成したAPIキー

利用制限

他のプランと比較すると、かなり厳しい制限があります。

Gemini API無料プランの制限
  • Flashモデルのみ利用可能(ProやFlash-Liteは使用不可)
  • 10リクエスト/分(最も厳しい制限)
  • 250リクエスト/日

※出典:Gemini API Rate Limits

データの取り扱いについて

Gemini API Terms of Service(無料サービス)が適用され、こちらもデータがトレーニングに利用されます。

Googleの利用方針には以下のように明記されています。

When you use Unpaid Services, Google uses the content you submit to the Services and any generated responses to provide, improve, and develop Google products and services and machine learning technologies.

無料プランでは、品質向上のために人間のレビュアーがあなたのプロンプトと回答を読み、注釈を付ける可能性があります。ただし、Googleアカウント、APIキー、Cloudプロジェクトから切り離された状態で行われるとのことです。

inSite inSite

それでも、機密情報や個人情報は絶対に投稿しないことを強くおすすめします。

適用される規約

項目説明
利用規約Gemini API Terms of Service(無料サービス)
プライバシーポリシーGoogle Privacy Policy

Gemini API(有料プラン):個人・企業の本格利用向け

基本情報

項目説明
料金従量制(モデルと使用量による)
対象個人・企業の本格利用
認証方法Cloud Billingを有効化したAPIキー

主要モデルの料金(2025年7月時点)

実際の利用を想定して、主要なモデルの料金をご紹介します。

Gemini 2.5 Pro(最も高性能)

項目説明
入力$1.25/100万トークン(200K以下のプロンプト)
入力$2.50/100万トークン(200K超のプロンプト)
出力$10.00/100万トークン(200K以下のプロンプト)
出力$15.00/100万トークン(200K超のプロンプト)

Gemini 2.5 Flash(バランス重視)

項目説明
入力$0.30/100万トークン
出力$2.50/100万トークン

Gemini 2.5 Flash-Lite(コスト重視)

項目説明
入力$0.10/100万トークン
出力$0.40/100万トークン

※出典:Gemini API Pricing

データの取り扱いについて

ここが無料プランと大きく異なる点です。Gemini API Terms of Service(有料サービス)では、厳格なプライバシー保護が適用されます。

When you use Paid Services, Google doesn’t use your prompts or responses to improve our products.

つまり、プロンプトや回答は製品改善に一切使用されません。保存されるのは、違反検知のための限定的なログのみで、Data Processing Addendumに準拠した処理が行われます。

Workspace(Standard・Enterprise):企業向けの安心プラン

基本情報

項目説明
料金固定料金制(サブスクリプション型)
対象企業ユーザー
認証方法Google Workspaceアカウント

利用制限

プランによって制限が異なります。

Standard Tier
  • 120リクエスト/分
  • 1500リクエスト/日
  • 全モデル利用可能
Enterprise Tier
  • 120リクエスト/分
  • 2000リクエスト/日
  • 全モデル利用可能

※出典:Gemini Code Assist Quotas

料金体系

Google Cloud Gemini Pricingによると、以下の料金設定となっています。

Gemini Code Assist Standard

項目説明
月額契約$22.80/ユーザー/月
年額契約$19/ユーザー/月

Gemini Code Assist Enterprise

項目説明
月額契約$54/ユーザー/月
年額契約$45/ユーザー/月

データの取り扱いについて

Gemini Code Assist Privacy Noticesに基づき、最高レベルのプライバシー保護が適用されます。

  • プロンプトや回答は一切収集されない
  • 完全にプライベートな利用が保証される
  • データは組織内でのみ処理される

適用される規約

項目説明
利用規約Google Cloud Platform Terms of Service
プライバシーポリシーGemini Code Assist Privacy Notices

Vertex AI(Express・Regular Mode):大規模利用向け

基本情報

項目説明
料金従量制
対象企業・大規模利用
認証方法Google CloudのVertex AI API
Express Mode
  • 初期の無料使用量あり
  • 無料使用量消費後は標準のVertex AI料金
  • 動的共有クォータシステム
Regular Mode
  • モデルとトークン使用量に基づく料金
  • 動的共有クォータまたは事前購入済みプロビジョンドスループット

データの取り扱いについて

企業向けの最高水準のプライバシー保護が適用されます。

  • プロンプトや回答は製品改善に一切使用されない
  • 企業レベルのデータ管理とセキュリティ
  • GDPR、SOC 2などの規制要件に準拠

適用される規約

項目説明
利用規約Google Cloud Platform Service Terms
プライバシーポリシーGoogle Cloud Privacy Notice

データのトレーニング利用について深く理解する

データが利用される場合の具体的な処理

対象となる認証方法
  • Google個人アカウント
  • Gemini API(無料プラン)

この2つのプランでは、以下のようなデータが収集・利用されます。

収集・利用されるデータの詳細
  • プロンプト(入力内容)
    入力した質問や指示の内容がすべて収集されます(例:「この関数のバグを修正して」「コードレビューをお願いします」など)
  • AIの回答
    Geminiが生成したコード、説明、提案などすべてが対象です
  • 関連するコード
    編集対象のファイル内容、プロジェクトのコンテキスト、エラーメッセージ
  • 使用統計情報
    利用頻度、コマンドの種類、パフォーマンス指標

利用目的

Gemini API Termsでは、これらのデータが以下の目的で使用されると明記されています。

データの利用目的
  • Gemini CLIや関連サービスの機能向上
  • AIモデルの精度向上と新機能開発
  • バグ修正とパフォーマンス最適化
  • 企業向け機能(Gemini for Google Workspaceなど)の強化

人間によるレビューについて

これは多くの方が気にされる点だと思います。無料プランでは、品質向上のために人間のレビュアーがデータを確認する場合があります。

ただし、以下の配慮がなされているとのことです。

プライバシーへの配慮
  • APIキーやアカウント情報から切り離された状態で実施
  • 個人を特定できない形で処理
  • 専門的な注釈や分析の追加
  • 機械学習モデルの改善に活用

それでも、機密性の高い情報は避けるべきでしょう。

データが利用されない場合の保護機能

対象となる認証方法
  • Gemini API(有料プラン)
  • Workspace(Standard・Enterprise)
  • Vertex AI(Express・Regular)

有料プランでは、以下の厳格な保護措置が適用されます。

有料プランの保護措置
  • プロンプト・回答の非利用
    製品改善やモデルトレーニングに一切使用されない。第三者との共有なし、長期保存なし
  • 限定的なログ保存
    違反検知目的のみ。短期間での自動削除、法的要件に基づく最小限の保存
  • データ処理の透明性
    Data Processing Addendumに準拠。データの所在と処理方法の明示、削除要求への対応

企業向けセキュリティ機能

有料プランでは、以下の追加セキュリティ機能も提供されます。

項目説明
暗号化保存時・転送時の暗号化
アクセス制御厳格な認証と認可
監査ログ全操作の記録と追跡
コンプライアンスGDPR、SOC 2、ISO 27001等への準拠

まとめ:適切なプラン選択で安全なAI活用を

この記事のポイント
  • Gemini CLIは無料で利用可能だが、無料プランではデータがAIトレーニングに利用される
  • 認証方法は6つあり、Google個人アカウント(無料)からVertex AI(従量課金)まで幅広い
  • 各プランで料金とデータのトレーニング利用の有無が異なる
  • 個人利用ならGoogle個人アカウントで十分、企業利用は有料プランを推奨

Gemini CLIは非常に強力なツールですが、認証方法によってデータの取り扱いが根本的に異なることがお分かりいただけたでしょうか。

AIツールの選択において最も重要なのは、機能と便利さだけでなく、データプライバシーとセキュリティを十分に検討することです。

短期的なコスト削減よりも、長期的なリスク管理を優先し、組織の要件に最適なプランを選択していただければと思います。

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個人の学習用途ならGoogle個人アカウント(無料)で十分です。ビジネスで使う場合は、最低でもGemini API有料プランを選びましょう!

※本記事の情報は2025年7月時点のものです。最新の情報は公式ドキュメントをご確認ください。

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