インデックス数は、Google Search Console、site:コマンド、SEOツールの3つの方法で確認できます。 中でもGoogle公式が最も正確と推奨しているのはSearch Consoleです。
Google社員のJohn Mueller氏は、Search ConsoleとサイトマップレポートをWebサイトの指標の基準として使うよう推奨しています。 一方、site:コマンドについては「速度優先で正確性は二の次。非常に大まかな桁数の目安に過ぎない」と明言しています。
この記事では、John Mueller氏やGary Illyes氏の公式発言、Google公式ドキュメント、Ahrefsの調査データをもとに、各確認方法の精度の違いから、適正な判断基準、増えない場合の対処法まで解説します。
インデックス状況を正しく把握し、自社サイトのSEO改善に役立てていきましょう。また、インデックス状況の定期チェックを効率化したい方は、inSiteの無料トライアルもご検討ください。
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サイト内のページのクロール状態を毎日自動でチェック。どれだけのページがインデックスされてなくて原因は何なのか、クローラーは定期的に来ているのかといった情報を常に監視できます。
1ページずつURL検査をしなければわからないインデックス状態を常に把握でき、効率よくSEOの打ち手を考えることができます。
無料で試してみる ↗インデックス数とは?SEOで確認すべき理由
インデックス数とは、Googleのデータベースに登録されているWebページの数です。 どれだけ優れたコンテンツを作成しても、Googleにインデックスされなければ検索結果には一切表示されません。
Googleの検索システムは、次の3つのステージで動作しています。
| ステージ | 説明 |
|---|---|
| クロール | Googlebotがインターネット上のページを巡回・発見する |
| インデックス登録 | 発見したページの内容を分析し、データベースに登録する |
| 検索結果の配信 | ユーザーの検索クエリに対して、インデックス済みのページから最適な結果を返す |
つまり、インデックス登録はクロールと検索結果表示の間に位置する重要なプロセスです。 この仕組みはGoogle検索の仕組み(公式)で詳しく解説されています。
インデックス数を確認すべき理由は大きく3つあります。
▼インデックス数を確認すべき理由
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 検索結果に表示される前提条件だから | インデックスされていないページは、どんなキーワードでも検索結果に表示されない |
| サイトの「検索エンジンからの認識度」を示す定量指標だから | 公開ページ数に対するインデックス率で、Googleからの評価状況が見える |
| 施策の効果測定やトラブル検知に不可欠だから | インデックス数の急減は、設定ミスやペナルティのシグナルになり得る |
ただし、インデックス数は多ければ多いほど良いわけではありません。 Ahrefsが約140億ページを分析した調査によると、96.55%のページはGoogleからのオーガニックトラフィックがゼロでした。検索流入を得ているのは全体のわずか3.45%に過ぎません。
重要なのは、質の高いページを確実にインデックスさせることです。低品質なページが大量にインデックスされた状態は、むしろサイト全体の評価を下げるリスクがあります。
インデックス数の確認は、サイトのSEO健全性を測る「健康診断」として定期的に実施すべきでしょう。
インデックス数の調べ方3選【正確さを比較】
インデックス数を確認する方法は主に3つあり、それぞれ精度や用途が異なります。 まずは比較表で全体像を把握してください。
| 確認方法 | 精度 | 対象 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| Google Search Console | 最も正確 | 自サイトのみ | 正確なインデックス数の把握・モニタリング |
| site:コマンド | 非常に大まかな概算 | 自サイト・競合 | 概算値のクイックチェック・競合調査 |
| SEOツール | ツールにより異なる | 自サイト・競合 | 詳細分析・競合比較 |
John Mueller氏は、「Search ConsoleのインデックスレポートまたはサイトマップレポートをWebサイトの指標の基準として使用することを推奨する。これらは現在サイトオーナーが利用できる最も正確なインデックス数である」と述べています。
各方法の具体的な手順を見ていきましょう。
Google Search Consoleで確認する方法(最も正確)
Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートが、インデックス数を確認する最も正確な方法です。
確認手順は次のとおりです。
インデックス登録レポートでは、「登録済み」の数値がインデックス数にあたります。 同時に「未登録」のページとその理由も表示されるため、インデックスされない原因の分析にも活用できます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 「未登録」の理由を必ず確認する | 「クロール済み-インデックス未登録」「noindexタグにより除外」など、ステータスごとに対処法が異なる |
| サイトマップごとのインデックス数もチェックできる | サイトマップを登録している場合、送信URL数に対するインデックス率を確認可能 |
| 合計数は推定値である点に注意 | Google公式ヘルプにも「合計数はサイトのURL数の推定値と正確に一致しているとは限らない」と記載されている |
なお、500ページ未満の小規模サイトであれば、Google公式ヘルプによるとインデックス登録レポートを使う必要はおそらくなく、site:コマンドでの簡易確認でも十分とされています。
詳しい操作手順はページインデックス登録レポート(公式ヘルプ)を参照してください。 また、各ステータスの意味と対処法についてはインデックスカバレッジの全ステータスの意味と対処法で網羅的に解説しています。
site:コマンドで概算値を確認する方法
site:コマンドは概算値を手軽に調べるのに便利ですが、あくまで簡易的な確認に使うようにしましょう。
基本的な使い方はシンプルです。Googleの検索窓に以下のように入力するだけで、概算のインデックス数が表示されます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ドメイン全体 | `site:example.com` |
| 特定ディレクトリのみ | `site:example.com/blog/` |
| キーワードとの組み合わせ | `site:example.com キーワード` |
ただし、2024年5月以降のUI変更により、検索結果の件数はデフォルトで非表示になりました。件数を確認するには、検索結果ページ上部の「ツール」ボタンをクリックする必要があります。
site:コマンドの精度について、John Mueller氏は次のように公式に述べています。
「速度優先で正確性は二の次。非常に大まかな桁数の目安として使えるが、指標として使うことは推奨しない」
「site:クエリのカウントを診断には使わない。代わりにSearch Consoleの使用を推奨する」
このようにGoogle社員自身が不正確さを認めているため、正確な数値の把握には向きません。 とはいえ、競合サイトのインデックス数を無料で調べる唯一の方法であり、「数百ページ規模なのか、数万ページ規模なのか」といった桁数レベルの把握には十分役立ちます。
SEOツールを活用する方法
SEOツールを使えば、より詳細な分析が可能になります。 ただし、ツールごとにデータ精度が異なる点には注意が必要です。
主な選択肢は以下のとおりです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| SEOチェキ | 無料で簡単に確認可能。URLを入力するだけでインデックス数が表示される。簡易チェックに最適 |
| Ahrefs / Semrush | 有料だが、インデックスページの詳細な内訳や推移グラフ、競合比較など高度な分析が可能。 ただし数値はGoogle実数と差異がある(例としてAhrefsが260ページと表示するサイトでGoogle実数は314ページというケースもある) |
どのツールを使うべきか迷ったら、次の基準で選ぶとよいでしょう。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 無料でクイックに確認したい | SEOチェキ |
| 詳細な分析や競合比較もしたい | Ahrefs / Semrush |
いずれのツールも、Search Consoleのデータを補完する位置づけで活用するのがベストです。
競合サイトのインデックス状況を調査する方法
競合のインデックス数を無料で調べるなら、site:コマンドが唯一の手段です。 Search Consoleは自サイトの情報しか確認できないため、競合調査には使えません。自社だけでなく競合の状況も把握することで、SEO戦略の精度が高まります。
手順は自サイトの場合と同じです。
site:競合ドメイン名と入力するより詳細に競合を分析したい場合は、AhrefsやSemrushなどの有料SEOツールが有効です。インデックスページの内訳や推移の変化まで把握でき、戦略立案に役立ちます。
競合のインデックス数を定期的にチェックすると、以下のような情報が見えてきます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コンテンツの投下ペース | 増加傾向にある場合、積極的にコンテンツ施策を進めている可能性が高い |
| サイト規模の比較 | 自社サイトとの桁数の差から、コンテンツ量のギャップを把握できる |
| 施策の変化 | 急減した場合は、低品質ページの整理やnoindex化を行った可能性がある |
ただし、site:コマンドの概算値同士を比較する際は、桁数レベルの参考にとどめるべきです。 「1,200件 vs 1,500件」のような差は誤差の範囲内であり、「1,000件 vs 10,000件」のような明確な規模差の把握に活用するのが適切と言えます。
インデックス数の目安と増減トレンドの読み解き方
インデックス数に「この数値なら安心」という絶対的な基準はありません。 サイト規模や運用フェーズによって適正値は異なるため、自サイトの状況に合わせた判断が必要です。目安の考え方と増減トレンドの読み解き方を整理します。
サイト規模別のインデックス数の考え方
Googleはインデックス数に固定の上限を設けていません。 John Mueller氏も「1つのサイトからGoogleがインデックスできるページ数に制限はない」と明言しています。
とはいえ、サイトの規模や運用状況によってインデックスの傾向は大きく異なります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 500ページ未満の小規模サイト | ほぼすべてのページがインデックスされると期待できる。Google公式ヘルプでも、このサイト規模ではインデックスレポートの使用は必ずしも必要ないとしている |
| 新規サイト | 初期段階でインデックス率が低いのは正常な状態。あるSEO実験では、30万ページのサイトを立ち上げた結果、24日後にインデックスされたのはわずか約8%(約24,600ページ)だった |
| 大規模サイト(数万ページ以上) | クロールバジェットの考慮が必要になる。Googleのリソースには限りがあるため、品質の高いページが優先的にクロール・インデックスされる仕組みになっている |
判断の基準として重要なのは、絶対数よりも「総ページ数に対するインデックス率」です。未登録ページの割合が高い場合は原因を調査しましょう。
インデックスに登録されていないページ数の確認方法と対処法も参考にしてください。
増減トレンドから読み取れること
インデックス数は、一時点の数値だけでなく推移の変化を追うことが大切です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 順調に増加している場合 | サイトが健全に成長しており、コンテンツ施策が機能しているサインと言える |
| 急激に減少した場合 | noindexの誤設定、robots.txtの変更ミス、Googleのアルゴリズム変動、手動対策(ペナルティ)など、何らかの問題が発生している可能性がある。早急な原因調査が必要 |
| 横ばいが続いている場合 | 新規ページを公開しているのにインデックス数が増えないなら、クロールやインデックスの段階で問題が起きている可能性がある |
推奨されるモニタリング頻度は、月1回のSearch Console定期チェックに加え、急変があった場合の即時確認です。
特にサイトリニューアルやCMS変更の前後は、意図しない設定変更がインデックスに影響を与えるケースが多いため、念入りに確認してください。
インデックスが増えない原因と対処法
インデックスが増えない原因は、大きく「設定ミス」と「コンテンツ品質・サイト構造の問題」の2つに分類できます。
それぞれの原因と具体的な対処法を見ていきましょう。
設定ミスによる原因と対処法(robots.txt・noindex・canonical)
インデックスされない原因としてまず疑うべきは、クロールやインデックスをブロックしてしまう設定ミスです。
robots.txtで意図せずクロールをブロックしている
robots.txtにDisallowルールを記述しすぎると、本来クロールさせたいページまでブロックしてしまうことがあります。
Search Consoleの「設定」→「robots.txtテスター」で、重要なURLがブロックされていないか確認してください。不要なDisallowルールは削除しましょう。
対処法の詳細はrobots.txtによるブロックの対処法をご覧ください。
noindexタグの誤設定
metaタグやHTTPヘッダーに誤ってnoindexが設定されていると、そのページはインデックスから除外されます。開発環境やステージング環境の設定が本番環境に残ってしまうケースが典型的です。
ページのソースコードやHTTPレスポンスヘッダーを確認し、意図しないnoindex設定がないかチェックしてください。
詳しくはnoindexタグによる除外の対処法で解説しています。
canonical指定のミス
canonicalタグで誤ったURLを正規ページとして指定すると、本来インデックスさせたいページが重複扱いになります。
自己参照canonical(そのページ自身を正規URLとして指定)が正しく設定されているか確認しましょう。
ファセットナビゲーション・パラメータURLによるクロールバジェットの浪費
個別の設定ミスに加え、URLの自動生成がクロールバジェットを大きく圧迫しているケースも少なくありません。
Gary Illyes氏の2025年末レポートによると、Googleのクロール問題の約75%はファセットナビゲーション(50%)とアクションパラメータ(25%)の2種類が原因です。(出典: Googleクロール問題の2025年末レポート)
また、ECサイトのフィルタ機能や絞り込み検索は、パラメータの組み合わせで膨大なURLを生成します。 セッションIDやソートパラメータなど、ページ内容に影響しないURLパラメータも同様です。いずれもrobots.txtでのブロックやcanonicalの適切な設定で対処できます。
コンテンツ品質・サイト構造の問題と対処法
設定に問題がないのにインデックスが増えない場合は、コンテンツの品質やサイト構造に原因がある可能性があります。
Gary Illyes氏は「コンテンツの品質が向上したシグナルを受け取ると、即座にクロールの頻度を引き上げる」と述べており、品質の改善はクロール頻度にも直結します。(出典: Gary Illyesによるクロール優先順位の解説)
品質が低いと判断されている(「クロール済み-インデックス未登録」)
Search Consoleで「クロール済み-インデックス未登録」が多い場合、Googleがページの品質を十分と判断していない可能性があります。
コンテンツの内容を充実させる、類似ページを統合する、独自の一次情報を加えるといった対処が有効です。
詳しくはクロール済み-インデックス未登録の原因と対処法を参照してください。
内部リンク不足による孤立ページ
サイト内のどこからもリンクされていない「孤立ページ」は、Googlebotに発見されにくくなります。特に「検出-インデックス未登録」が多い場合は、内部リンク不足が原因である可能性が高いです。
サイト内のリンク構造を見直し、重要なページへの導線を確保しましょう。内部リンクの効果とSEOに強い最適な貼り方で具体的な手法を紹介しています。検出-インデックス未登録を解消する5つの対策も参考にしてください。
SEOサイト管理ツール「inSite(インサイト)」を使えば、孤立した記事を手間なく発見できます。また、どのページに向けて内部リンクが何本飛んでいるか、どのページから内部リンクを受けているかを簡単に確認できます。
inSiteの内部リンクマトリクス表
内部リンクの管理に悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
JavaScriptレンダリングの問題
JavaScriptに依存したコンテンツは、通常のHTMLよりもインデックスに時間がかかります。
Googlebotが「レンダリングステージ」という追加工程を経る必要があるためです。SSR(サーバーサイドレンダリング)や動的レンダリングの導入を検討するとよいでしょう。
インデックス登録リクエストの活用
上記の対処と合わせて、個別のページ単位でインデックス登録をリクエストすることも可能です。
Search ConsoleのURL検査ツールから対象URLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」をクリックしてください。 ただし、あくまで個別の応急手段であり、根本的にはサイト全体の品質向上が欠かせません。
手順の詳細はサーチコンソールでインデックス登録をリクエストする方法で確認できます。
技術的な設定を見直しつつ、コンテンツの品質を高めていくことが、インデックス数を健全に増やすための本質的なアプローチと言えるでしょう。
まとめ
インデックス数の調べ方から増えない場合の対処法まで解説してきました。要点を振り返ります。
- インデックス数の確認方法はSearch Console・site:コマンド・SEOツールの3つ
- 最も正確なのはSearch Consoleで、site:コマンドは概算に過ぎない
- インデックス数は多ければ良いわけではなく、高品質ページの確実な登録が重要
- クロール問題の75%はファセットナビゲーションとパラメータURLが原因
- 増えない場合は設定ミスとコンテンツ品質の両面から原因を調査する
まずはSearch Consoleで現在のインデックス数を確認するところから始めてください。
次に、「未登録」ステータスの内訳を確認し、対処が必要な項目を特定しましょう。そのうえで月1回のモニタリングを習慣化すれば、問題の早期発見と迅速な対応が可能になります。
各ステータスの詳しい意味と対処法はインデックスカバレッジの全ステータスの意味と対処法で確認できます。インデックス状態の自動チェックを取り入れたい方はInspection APIでインデックス状態を自動チェックする方法も参考にしてください。
インデックス管理の定期チェックを手間なく続けたい方は、inSiteの無料トライアルで効率的なモニタリング環境を試してみてはいかがでしょうか。
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